コンクリート壁からの水漏れは非常に危険!原因を知ってすぐ対処を!

一般的に丈夫と思われているコンクリートから水漏れが発生する事があります。

コンクリートから水漏れが発生した場合は何かしらの不具合が出ている危険サインです。

原因を究明せずにコンクリート表面のひび割れ補修など、間違った補修を行うことで別の場所からの水漏れを誘発したり、内部で水が溜まり続け、補修した部分から再び水漏れを起こしてしまう場合もあります。

1. コンクリート壁からの水漏れは危険サイン!

コンクリートといえば丈夫なイメージが強いと思います。役場や学校、高速道路等重要な構造物のほとんどはコンクリートで作られています。実はそんな丈夫なコンクリートから水漏れが発生する事があります。コンクリートから水漏れが発生した場合は何かしらの不具合が出ている危険サインです。ここではその水漏れの原因とその対処法について説明していきましょう。

2. コンクリート壁からの水漏れはなぜ起きる?

コンクリートという材料そのものは本来水を通すという事は苦手な材料です。学校のプールや、貯水槽等に使われるように水を貯める為に使われている事からもわかっていただけるかと思います。それではなぜ水漏れは起こるのでしょうか?

まず第一の原因は「水」そのものでしょう。「水」がなければ「水漏れ」は起こりません。

水漏れを起こしているという事は、その裏側に「水」が存在しているということになります。

第二の原因は、コンクリートに水を通してしまう「穴」が空いているからです。「穴」と言っても、文字通りの「穴」ではなく水を通してしまう「欠陥部」が出来ているという事です。一般的にコンクリートの水漏れ原因で一番多いのは「ひび割れ」を通って出てくる水漏れです。

以上の二つの原因が合わさる事によってコンクリートの水漏れが発生する事になります。

3. コンクリートの水漏れを直す方法

コンクリートの水漏れを直す方法は、水漏れがなぜ起きるかを説明した通り、まず「水」の供給を断つことが第一です。一般の方がよく誤解されるのが、水漏れしているコンクリートのひび割れ表面に補修を行えば水が止まるのでは?と思いがちです。ですが、この補修方法ではその場所の水漏れを防いだ事にすぎないので、「水」そのものがなくなるわけでありません。そのような補修を行うと別の場所からの水漏れを誘発したり、内部で水が溜まり続け、補修した部分から再び水漏れを起こしてしまう場合もあります。ですから、コンクリートの水漏れを直したいと思った場合は、元となる「水」の供給を断ちましょう。以下に主な水漏れの原因を紹介します。

3-1. 住宅での主な水漏れ原因

  1. 給水管・配水管の腐食や劣化・破損、建築当初からの接続不良等
  2. 雨漏り等の雨水(外壁等の内部を伝っていく事もあります)
  3. 結露によるもの
  4. 直接的なもの(お風呂の水を止め忘れた・洗濯機のホースが外れた・トイレを詰まらせた等々)

3-2. 擁壁などの主な水漏れ原因

  1. 擁壁背面に雨水や地下水等が溜まっている

4. コンクリートの水漏れの修理費用は?

コンクリートの水漏れの修理費用は、その原因により様々です。

まず「水」そのものの遮断を目的として、蛇口部分等見えるところの漏水であれば1万円前後で済みますが、床下の給水管や配水管等、見えない箇所で破損していた場合は10万円以上と高額になり、漏水により床材が腐食していた場合はさらに高額になってしまいます。

コンクリートの欠陥部「ひび割れ等」の修理費用は、補修工法によりさまざまですが、表面に防水材等を塗布するものであれば数千円/m2前後、ひび割れ部分に補修剤を注入するような場合であれば、1万円/m前後になります。

費用はその条件や施工業者によって変わりますので、確認をしましょう。

5. コンクリート壁の結露対策

結露の原因は、空気中に含まれる水蒸気が冷やされることによって水に戻ることで発生します。基本的な結露を防止する対策としては以下の2つの方法をとることで防止する事ができます。

①室内の水蒸気量を減らす

換気や除湿を行って、空気中の水蒸気の量を減らす。

②温度差を減らす

空気を冷やしてしまうもの(コンクリート)と触れさせない(断熱)

空気を冷やしてしまうもの(コンクリート)を暖める。

 

以上の防止方法からコンクリート壁の結露対策としては、「空気を冷やしてしまうものと触れさない(断熱)」というのが、とれる対策としては一番ではないでしょうか。

この断熱という対策には主に二つあり、内断熱と外断熱の二つの方法があります。

内断熱と外断熱は、断熱材が外側にあるか内側にあるかの違いだけですが、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

5-1. 内断熱のメリット

①工事費は外断熱と比較すると安くなる

②断熱材の取り付けが容易である。

5-2. 内断熱のデメリット

①施工の仕方が悪いと結露が起きやすい。

②気密性は外断熱と比較すると悪い。

5-3. 外断熱のメリット

①構造体が冷えない為、結露がおきにくい。

②構造体を覆うように断熱材が貼り付けられるので気密性が高い。

③構造体が断熱材に保護されることになるので痛みにくい。

5-4. 外断熱のデメリット

①工事費が内断熱と比較すると高くなる。

②断熱材の上から外壁材を付けることになるので、地震などの時に耐力的に不安がある。

③気密性・断熱性が高い為、換気に注意する必要がある。

6. 基礎コンクリートの水漏れは問題ないか?

基礎コンクリートに水漏れを発見した場合は問題ありと考えて間違いないでしょう。

基礎コンクリートの水漏れがある場合、基礎コンクリートの内部を水が通過していることになります。その場合、基礎コンクリートに水を通す欠陥が出来ているという事と、基礎コンクリート内部の鉄筋が水に触れることによって腐食し錆びてしまう事が考えられます。

また、基礎コンクリートの内側に水が存在する証拠でもある為、床材の腐食に繋がる可能性もあるので、早期の点検・修理が必要な状況と考えていいでしょう。

7. まとめ

コンクリートからの水漏れは、重大な欠陥のサインです。水漏れを発見した場合は、建築を行った売主や施工会社、欠陥や不具合を専門とする調査会社によって調査を行い、早期の修理・補修を行うようにしましょう。