コンクリートの白華は、セメント中の成分である水酸化カルシウムが雨水などの侵入により溶けて表面ににじみ出し、大気中の炭酸ガスと反応し、炭酸カルシウムになったものです。
発生しやすい条件は、温度や湿度が低く、乾燥と湿潤を繰り返す環境と考えられています。
抑制方法としては、コンクリートを急激な乾燥から防ぐためにビニールシートやフィルムなどで覆う方法はありますが、完全に防止することは難しいとされています。
コンクリート表面の白華は、製品自身の強度に影響を及ぼすものでは無く、生成物も人体や環境に影響を与える成分ではありません。
発生してしまった白華は比較的簡単に除去することができます。
まずブラシで水洗いを行い、5倍程度に薄めた希釈酸を使ってブラシでこすり洗い流します。 希釈酸はトイレ用洗剤を薄めたものが良いでしょう。
コンクリート表面の白華は、雨などにより洗い流され消えていきます。
しかし、気象条件等により2年~3年の期間を要することもあるようです。
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