生コンクリートの呼び強度について

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生コンクリートの呼び強度について

配合設計の段階で、設計36Nの配合計画をプラントさんにお願いしたところ、提出された配合計画書の呼び強度が40Nになっていました。

備考にはFc36+S3と書いてありました。

特に問題なくそのまま施工は進んでいるのですが、単純に39Nとせず40Nと表記するのは何故ですか?

JIS規格にない強度というのはわかるのですが、Fc36+S4という表記ではダメなのですか?

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建築物の基礎や主要構造物に用いる生コンクリートは、JIS規格に適合するもの、または国土交通大臣認定を所得する必要があります。

仰るように呼び強度39はJIS規格品ではありませんので、Fc36に対して構造体補正強度が3Nの時期であれば、繰り上げて呼び強度40の生コンを使用します。

・Fc36+S4ではダメなのか?

→JASS5(2015年版)p.235には、”構造体補正強度はmSnは、特記による”とあります。特記のない場合は3または6から打込み時期により選択しますので、通常Fc36+S3と表記しますが、もし特記仕様書に”Fc36+S4”と書いてあれば表記しても良いと思います。

・呼び強度が3刻みではなく40である理由

→生コンJISの改正履歴を見ると、SI単位に移行する前は呼び強度は150や195、350、400など5や50kgf刻みだったようです。SI単位へと移行する過程で、小数の付いた呼び強度(22.5、25.5など)が3刻みの整数値に統合された一方、呼び強度40は5刻みのまま残ったのでは?と考えます。

(正確な情報を御存じの方いましたら補足下さい)

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