Q. 質問内容
コンクリートの膨張材は、何種類あるのでしょうか?またその違いは何ですが?
A. 回答
膨張材は、エトリンガイドや水酸化カルシウムの生成によって水和の初期にコンクリートを膨張させることができます。
コンクリート用膨張材には、一般工事(現場打ちコンクリート)用とプレキャストコンクリート製品用があり、一般工事用の膨張材には更に水和熱抑制型などの種類があります。膨張材を20~30kg/m3添加することで、乾燥収縮・自己収縮によるひび割れを低減させることができます。
また、プレキャストコンクリート製品用の膨張材は、45~60kg/m3添加することよって、膨張により鉄筋を拘束させ、コンクリートには圧縮応力度であるケミカルプレストレスを導入させることができます。ケミカルプレストレスによって、ひび割れ抵抗性を向上させるとともに水密性を高めることができます。