Q. 質問内容
コンクリートのプラスティック収縮ひび割れってなんですか?
A. 回答
コンクリートが十分に硬化していない状態でコンクリートの表面が乾燥すると、収縮によって不規則なひび割れが生じることがあります。水セメント比が小さくブリージングがほとんど無いコンクリートでも発生し、「プラスティック収縮ひび割れ」と呼ばれます。
「プラスティック収縮ひび割れ」を防止するには表面からの水分の蒸発を防止する事が大切になります。具体的には
- コンクリート表面に直射日光や風が当たらないような対策をする。
- 打ち込み後の表面仕上げが完了次第、できるだけ早い段階から湿潤養生を行う。
- ブリージングの小さなコンクリートを打ち込む際や夏季施工時には特に施工計画を綿密に行う。
特に養生はひび割れのみならず硬化コンクリートの品質を左右する重要な工程となりますので、打ち込み前の打ち合わせや施工計画の際に今一度確認する事を推奨します。