コンクリート新聞 201974日号

會澤高圧ドローン事業に参入
インフラ補修に活用

會澤高圧コンクリート(北海道苫小牧市、會澤祥弘社長)は、米国マサチューセッツ工科大学初の航空宇宙ベンチャーであるトップフライトテクノロジーズ(TFT)と戦略的に提携を結んだ。TFT社の技術協力を受けて、大容量の積載と長時間飛行が可能な産業用ドローンを作成し、コンクリート系インフラのメンテナンス事業に広く活用する。

會澤高圧では、「自己治癒マテリアル」をインフラメンテナンス事業のキーテクノロジーと位置付けている。バクテリアの代謝機能を活用してコンクリートのひび割れを自然修復するもので、すでに液体タイプの補修材を開発している。今夏までに最大10kgの積荷を積載して1時間以上飛行できるドローン2機を作成し、それに補修材を積載して自動施工する技術の早期確立を目指す。

會澤社長は今回の提携について、「大きなベイロード(最大積載量)と長時間飛行を実現するTFT社の技術は現状、唯一無二の存在だ。当社の自己治癒マテリアルのドローン施工への道を切り開くことになる」と意義を強調している。

両社では、機体販売と国内の顧客基盤をつくり、年末をメドに新会社の設立を含めたビジネスユニットのあり方を最終決定するとしている。

コンクリート新聞 201974日号

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